2018年 06月 23日
やさしい時間
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最近、海に行きたくて仕方がない。時間があると海に行きたい。泳ぐわけでも波に乗るわけでもなくボーッと眺めるために海に出向く。湘南。カップルかサーファーしかいない場所。そこで一人で海を眺める時間がとても心地がよい。懐かしくやさしい時間。目の前にカップル。初々しい爽やかな二人だった。何を話しているのか気になる。学生かな。私にはなかった青春のページ。高校生のときはバレエ一色だったし、大学4年間は自分が何のために生きていて、何をしてこれから生きていくのか悩んだ時期。合コンだ、彼氏だという同級生とは全然違う世界にいた。大学を卒業する頃、初めてボーイフレンドができた。デートで由比ヶ浜に行った、ということを由比ヶ浜をひとりで歩きながら急に思い出した。新聞社に勤める報道カメラマンだった。報道を撮りたいのに、実際は芸能人の張り込みばかりで辛そうだった。そのころこんな小さい穴を覗いて何が面白いんだろうなと思っていた。それから10年後自分が写真を撮り始めるなんて夢にも思わなかった。数ヶ月で別れてしまったから、私のことなどきっと覚えていないだろう。彼は今はどうしているのだろう。どんな形であれ、シャッターを切り続けていたらいいなとなんとなく思った。



by sudi.s | 2018-06-23 09:57 | SIGMA DP3M


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