2018年 05月 30日
Campus
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大学のキャンパスが好きだ。レンガ作りは特に。古くて歴史を感じる校舎が好きだ。最近の郊外にあるビルのような学舎には惹かれない。

大学といえば、最近話題の日大。大手企業や政治家の不祥事の会見のように歯切れの悪い会見を見た。悪代官のような監督とヤクザのチンピラみたいな風貌のコーチ。人の見た目って大事だと改めて思う。でもコーチの方は会見を見ているうちに、そこまで悪人には見えなかった。あの動揺の仕方、支離滅裂なコメント。正直な人なのではないかと思った。隣の悪代官に頭が上がらないだけで。

このふたりのオドオド会見とは対照的に学生の単独会見は実に堂々とわかりやすくて冷静で素晴らしかったと思う。あれだけの報道人に囲まれてあの冷静さはやはり多くの試合で闘ってきたアスリート根性なのかなとも思ったり。

ご本人は自分の心の弱さと言っていたけれど、あの年齢と高圧的な監督が絶対の環境の中で判断を誤ったことを誰が責めることできるだろうと思う。そして本当に弱い人間はあんなふう表に出てくることはできない。逆にものすごく強い人だと思う。正義感も。

内部告発に近い、どころかそのものであるわけだから、私は彼の今後がとても心配になる。鎧を脱ぎ捨て裸に近い状態で公に出たことにより、真実は話せたかもしれないが、心ない中傷も受けていると思う。まだ大人とは言えない彼を良識ある大人がきちんと守れる環境があるのかとても気になる。彼のことも、日大のことも、アメフトのこともなにも知らないけど、とても気になる部分である。世の中は本当に理不尽だから、本当のことを声にできない。声にしたら潰される。日本は特にそんな気がする。正直者は馬鹿を見るという言葉がそれを象徴している。

ハリウッドの影響なのか、声をあげることは最近すこしトレンドのようになっていて(Me tooには異論がある私)違和感を覚えるものもたくさんあるけれど、真実は伝えて行くべきだといつも思っている。正しく伝わらないことも多いと思うけれど、そうだとしても伝えるべきだと強くおもう。言っても仕方ない、どうせ伝わらない、、そう全ての人が思いはじめたら、世の中はもっと絶望的だ。私はすでにある部分失望しているけれど、それでもどんな場、どんな相手にでも声をあげる自分の姿勢を変えようとは(変えられないけど)思わないのは、すこしの希望があるからだと思う。性善説で生きているし、最後にそういっても世の中って捨てたもんじゃないよねと言いたい。

↑これを書いたのは結構前で、そのまま体調不良でタイミングを逸して、下書きフォルダに置いたままだったのだけど、せっかく書いたのでそのまま載せます。この問題がこんなに長引き、社会問題になるとはあの試合が行われたときは誰も思わなかったのではないかなと思う。



by sudi.s | 2018-05-30 12:35 | SIGMA DP3M


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