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2011年 10月 11日
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タックシールを撮る。正確にはタックシールを剥がしたあとの残りの枠だけど。

シンプルであることに憧れるけれど、そう簡単なことではない。シンプルは、研ぎすまされた洗練されたものと、ただの変哲のないつまらないものと紙一重のようにも思う。だから奥が深く最も難しい。

最近、身のまわりをシンプルにしたくて、流行の断捨離を実行。いろんなものを捨てた。物理的にも心理的にも少しはすっきりしたけれど、それで私自身が激的に変化することはない。心に(身体にも)たっぷりついた脂肪はそう簡単には削ぎ落とせず、シンプルに生きることなどできそうにないなあと思う。

故某社元CEOのスピーチにあるように、私たちの時間は限られている。いつか必ず終わるということは紛れもない事実で誰もそれを阻止することはできない。そうであるなら、誰かの考えた人生に従って生きる必要はない。雑音ではなく、自分の心に耳を傾け、直感を信じる勇気を持つことが大切だと彼は訴えていた。

自分を信じる勇気。それが私の思うシンプルに一番近い。色んな情報を得て、色んなものに影響を受けて、自分の中に取り入れることはとても大事なこと。でもそこから自分にとって本当に必要なものだけを見極め選びとって不要なものをそぎ落とし純度を高めてゆく。ただの簡素化でも合理化でもない。そうできるためには、自分の感覚を常に研ぎすまさせておかなくてはならない。鈍っていては絶対できないこと。現実社会の中でそうあることは本当に難しい。でもきっとやってできないことではないとも思う。

追伸:代官山のミニ展覧会は明日で終了です。沢山の方にご覧いただけたようで、嬉しく思います。どうもありがとうございます。

by sudi.s | 2011-10-11 22:49


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