2017年 12月 10日
Like the Cross
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工事現場が好きだ。ということに気づいたのは写真を撮り始めてからだ。工事現場を見つけると自然と足が止まる。なんでかわからない。これがコンペとかそういう類ならば、言葉で説明しなくてはならない。もっともらしく。無から何かを創り築き上がるとか未来がどうのとか。

初めてのアルルのときに私が用意したステイトメントは取って付けの無理矢理切り貼りされたようなひどい仕上がりのもので、でもそうすることしかできず持参したものだった。当然相手には伝わらないうえ、写真とあなたの言っていることが一致してないとまで言われた。ひどく落ち込み途方にくれた。会場で知り合ったフランス人のフォトグラファーに相談した。何も考えず私に思っていることを話してみてと言われた。途中で彼女はメモを取り、これとこれだけを話したらあとはその場で感じるままに話なさいよといった。それでその通りにしたら、状況は好転した。

そのときの想いをそのときの自分の言葉で素直に伝える。それは私にとってとても大切なことだ。写真も言葉も同じ。生き方も同じ。他人のモノマネはしない。それでいいということ。年を重ねるごとに強く思う。




by sudi.s | 2017-12-10 18:12 | SIGMA DP3M


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