2017年 08月 29日
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モノを創る人の手。


創造とは何かーーーいつも考えていることだ。誰もやったことをないことをやらないとダメだとよく言われた。一方でもう世の中はすでにやり尽くされて新しいものなどない、所詮過去の作家たちのコピーでしかないとも言われてきた。最近読んだ人工知能についての本の中で将棋の羽生氏がこう答えていた。創造とは今までに存在したものを今までにはない形で組み合わせることなのではないか。今まで耳にしてきた言葉の中で一番しっくりときた。


といってそんなことを考えながら作品を創る作家などいないと思うし、もしいるとしたら私の考える作家のあり方とは少し違う気がする。作家はもっと自発的な生き物だ。理屈を超えたところでモノを創造している(と信じたい)。あなたの手法など他の人がすでにやっているーーー私はそう言われたことがある。手法ってなんだろうと思ったし、他の人は他の人で私ではないし、私がそれを撮りたいか撮りたくないかーーそれだけのことだと思った。誰かがやったらもうやらないとか、やってないからやるとか、流行とか、ウケるかとか、そんなことを考えれるなら何かもっと生産的な何かビジネスでもしたほうがいい。


もっとも今は作家自身が自分のプロモーションも考えたりと、時代は変わってきているのだろうなあとは思う。よりチャンスを得るためにやれることはやるというのは大切なことだと思う(自分にも言ってます)。けれど同時に創り手は創ることに集中していないと何かがブレていくのではないかなあとも強く思う。ビジネスマンのような作家(私は作家とは思っていないけど)を沢山みてきてそう思う。創ることとプロモーションは全く真逆の脳の構造が必要となるわけで、そういう意味ではギャラリーなりのパートナーは必要だ。読んだ本に感化されたのかもしれないけれど、そこはAIでもできることなのかもしれない。人工知能は学習能力が高く、何かを創ることはできると思うけど、産み出す、創り出すことはできない(と私は思っている)。ならば創り出すのは人間。それを世に出すのが人工知能というコラボならありなのかなと思ったりした。




by sudi.s | 2017-08-29 18:42 | SIGMA DP3M


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