2017年 02月 08日
それでも撮る私
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ずっと一時停止ボタンを押されたままのような違和感がある。そして気持ちと身体に肉離れのような状態を感じる。シャッターボタンを押すことと、写真を撮ることは全く意味合いが違う。私はもう随分長い間、写真を撮っている感覚がない。ないと言い切ってしまうのはなんだか違う気もするけれど。簡単に言えば手応えがないのであって、ほとんど何をやっているのだろうかといった感じだ。それでもしつこく続けてはいる。「また撮れるようになるよ」と簡単に言われることも多く、とても傷つく。相手に悪気はなく、それはむしろ励ましに近いものだけれど、私は深く落ち込む。私にとって写真を撮りつつも、撮っている感覚がなく、またそれを続けている状態というのがどんなに苦しいものか誰も知らない。使い切った歯磨きチューブをそれでもなんとか絞り出して僅かな歯磨き粉を出して歯を磨いている感じ。こういう感覚は、最も一番近くにいる夫にもわからないと思う。もしかしらわかっているかもしれないけれども。夫はなるべく下手なことを言わないように、余計なことを言わないように配慮しているようで、本当に何ひとついわない。とても無関心にも思えるし、同時にとてつもなく深い愛情にも思え、まあいずれにしても私の問題なので、私が向き合うしかない。そんな風に私はずっとぐるぐるしているのです。

by sudi.s | 2017-02-08 18:06 | SIGMA DP3M


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