2016年 09月 28日
Sea of the rice
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米の海。なんだか関取の醜名みたいだ。

お米を研ごうとして、思わずその手をやめてカメラを持った。そのとき夫は「なにかあった?」といい、のぞきにきたけれど、私が何を撮ったかわからない。「これだよ」といってもわからないので、それでDPの液晶モニターを見せたが、それでも不思議そうな顔をしていた。どうしてこの米がこうなるのかわからないといった様子で。

子供のころ、ほとんどの時間を台所で母と過ごした。母を手伝い、また邪魔もした。あらゆる食材が変化していく様を見ているのは楽しく、また自分で創作して料理もした。だから母は「てっきり料理の道に進むと思っていた」といまだに言う。

高校から親元を離れて自炊していた。朝起きて学校へ行く前に夕飯の下ごしらえもしていた。学校帰りはバレエの稽古があり、帰りが遅くなるため支度していた。そのうちあまり料理をしなくなった。一人で作り一人で食べるということが虚しくつまらなくなった。今は仕事から帰りバタバタと夕飯の支度をする。毎日のことで本当に面倒臭いとも思うのだけれど、毎晩家で食事をする夫のおかげで私もある程度全うに食事をするようになった。

私はひとりだと雑になる。自分のためだけに丁寧に生きることは難しい。けれど自分を大切にしてくれる誰かのために丁寧に生きることはできるのようになるかもしれないと少しだけ思っている。それは結婚してよかったと思うことのひとつだ。


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追伸:実にたくさんのメッセージまたメールをいただきました。思わぬ反響で正直びっくりというか、写真じゃなくて結婚報告への反響というのが少々複雑ではありましたけれど(笑)、素直にとても嬉しく、夫婦共々感謝の気持ちでいっぱいです。ほどんどの方が面識のない方、また写真展でお会いしたことがある方などですが、そういった方々から本当に温かい、また私自身をとても理解してくださっていると感じる愛情のあるメッセージばかりでした。心から幸せに思います。ありがとうございます。
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もう一枚だけ大切な一枚を。私たちのキューピッドでもあるリラックマを友人がすべて手作りで、クマから衣装からすべてすべて作ってくれました。クオリティが高く、それだけでも会場を沸かせていましたが(それでここでも紹介したくなってしまいました)、私は彼女が私たちのためにこの子たちを一針一針丁寧に縫い、作ってくれたその時間に心から感動しました。こんな温かい贈り物は初めてです。まゆみさん、ありがとう。そしてこれもギナギナの一枚。カメラマンもいない会でしたので、ギナギナが一生懸命慣れないスマホで頑張ってくれました。ありがとう。

by sudi.s | 2016-09-28 12:04 | SIGMA DP3M


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