2016年 06月 21日
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休日のランチに。席に着くなり撮らずにいられなかった。

食事の席で写真を撮るのは同席者に失礼なのではないかという意見をもらったことをよく覚えている。まだコメント欄があったころに。そのとき誰かが「この人は自分の結婚式でも気になるものがあれば撮ってしまうような人でしょう。それを失礼と思う人とは結婚しない人だと思います」というようなことを書かれた。とても印象に残っている。私が結婚する人は私の写真に興味こそないけれども、私が写真を撮ることを決して邪魔したりしない。それは普通のことのようで、すごいことなんだろうと思う。

紙というのはなんともフォトジェニックなのだけれども、私はすでにかみかみシリーズを挫折しまっていて、真剣に取りかかっていない。もっともそういう風に写真をやることができない。日常的にカメラを持って歩いていて、気になるものに遭遇したらシャッターを静かに切る。やっぱりそれはこの12年間変わらない。

思えばずっとずっと同じことをやっている。全く変わっていない。写真は少しはうまくなったかもしれないけれど、取り組み方、向かい方はあまり変わらない。写真への想いも変わらない。進歩がないのだなあと思う。進歩がないからずっと好きでいられるのかもしれないからまあいいかと思う。

写真をはじめて楽しくて楽しくて、ああ生きていてよかったと心底思った。それからだんだん苦しくなったり、必死でしがみついたりした。本当に必死で死ぬ覚悟くらいをもって向かっていたと思う。そしては今はまた新しい気持ちでいるような気がする。もしかしたら歳を取ると子供に還っていくように、最初のころの気持ちに近いところにいるような気がする。同じところに戻っているような。けれど螺旋階段のように少しは上がっているのかなとも思う。もちろん時々その階段を下りてみたっていい。そう思えるようになった。

by sudi.s | 2016-06-21 16:38 | SIGMA DP3M


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