2016年 01月 08日
日常の断片
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写真を始めたときから、なにひとつ変わっていないこと。日常を撮ること。セットアップしないこと。特別な場所ではなく、日常にこそ私の思う美しさというものが隠れているのだと信じてやまない。

自然作り出す美しさに勝るものはないと前回書いた。そこには人間の作為がないからだとも言える。そういう意味で、これもまた誰かによって意図されたものではなく、ただそこにあるものだ。私の知らないだれかがそこにホースをかけ、掃除道具を置いたに過ぎない。しばらくその状態なのか、すぐに戻ってくるのか知らない。けれど私はこの瞬間に立ち会えたことを大袈裟にいえばとても幸運に思う。いつもいつもそう思って写真をしている。

誰も美しいと思わない瞬間であれ、私にとっては最高に美しい瞬間だと思ってシャッターを切る。それが私のやっていることのすべてだ。その自由を失うことは恐怖以外の何物でもない。

by sudi.s | 2016-01-08 17:00 | SIGMA DP3M


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