2014年 09月 07日
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神戸。はじめての場所といってもいいほど、家族と訪れてからもう何十年も経つ。山側のホテルに2泊したけれど、個人的には海側の街のほうが好きだった。フレンチ雑貨を置く小さな店がたくさんあり、お腹が空けば小さな中華街を歩く。横浜とは規模が違いすぎるコンパクトなそれだが、これはこれでよかった。一人でフレンチに入る気にはならなかったけれども、中華街なら気軽に入れる店がたくさんあった。

神戸に行った理由はベルギー出版社のエディターによるWS。私のアルル体験は私の意識を大きく変えるものだったと言える。今まで撮ることしか考えてこなかった。とにかく撮って撮って、発表しつづけるということ。でも今はすこし違う。発表するよりやりたいことがある。焦って発表するよりも自分の作品を見つめ直す時間がほしい。どう表現するかも考えたい。でも写真を撮るスタンスは何も変わらない。自分が信じて撮りたいものしかこれからも撮らない。そこは全く変わらないと思う。

アルルでも神戸でも写真が現代アート化していると感じた。それにとてもコンセプチュアルであるとも。自分の目指すものとは真逆の世界。戸惑いや焦りというものがないといったら嘘になる。けれど、世の中に自分を合わせていくこと迎合していくことに全く興味はない。迎合したとして、世の中は常に変化している。世の中に合わせて変化していったらどこに自分のアイデンティティがあるのか。確かに自分の持つ世界観が世の中と交わることなく終わっていくかもしれない。そうだとしても私はやっぱり自分のやりたいことを納得のいくことを貫く。それは自分の中で、どんどん明確になっていることだ。

by sudi.s | 2014-09-07 22:18 | KOBE


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