2014年 06月 22日
窓際
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彼女が写真集を見ているときに髪の毛が気になって撮った。撮られることを意識されることなく、普通にしているときに撮るのが一番いい。

私には人を撮るときでも、特別な意識はなく、ドアを撮るように、階段を撮るように向かう。その人というより、オブジェとして見ているのだと思う。

美しいと思わなければ撮らないけれど、美しければ撮るわけでもない。もっともその美しさも造作とは全く関係ないところに感じる。

人間的に嫌いな人を撮ることができるか、という質問は自分自身も誰かにしたことがあるし、また自分もされたこともある。私の場合はたぶんイエスだ。そもそも嫌いな人のそばには寄らないので、結果に撮るチャンスはないかもしれないけれども。その人の所作や存在やフォルムなどに「美」を感じれば、その人が好きだろうが嫌いだろうがカメラを向けたくなるだろうと思う。個人的感情より衝動が勝つ。

それは人間的には好きになれない人の作品でも素晴らしいものは素晴らしい作品だと素直に感じることに似ている。理屈を超えたものだと思う。

by sudi.s | 2014-06-22 21:43 | SIGMA DP3M


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