2013年 09月 23日
スキマ
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バレエをやめたときは、気づいたらやめていた。やめようという強い意思のもとやめたわけではなかった。病気になってできない間に、情熱も萎えていった。

やめることなんて絶対できないと思っていた。そんなこと不可能だと。でもあっさりやめた。あっさりという言葉も違う。気づいたら、もう同じ場所にいなかった。踊れなくなったことより、やめることができてしまった自分にすごくショックを受けたことを覚えている。自分に失望した。生まれてはじめて。

写真も自分が思っているよりもずっと簡単にやめてしまうのかもしれないなと思うときがある。それと同時に写真をやめることは結局生きることをやめることと同じだなとも思う。それも思い込みかもしれないけれど。なぜなら私が思っている自分自身が本当の自分の姿と同じとは限らない。それは考えもしかり。

だから絶対写真をやめないなんて、もう私は言えない。そして、やめてしまっても、何事もなかったかのように、今と同じように日々は流れて行くだけなんだろう。誰かが死んでしまったときと同じように。

by sudi.s | 2013-09-23 22:17 | SIGMA DP3M


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