2013年 04月 08日
古い記憶
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先月、長期にわたる高熱にうなされている間、何故か子供のころのことばかり思い出した。理由はわからない。

子供のころ、発熱したり、体調を崩すと父にひどく怒られた。気持ちがたるんでいるからそうなると、いつも言われた。母は父に内緒で枕元でお粥を食べさせてくれた。大好きな不二家のプリンも。

という古い古い記憶がずっとぐるぐるしていた。それで泣いたりした。

無意識の中には色んな記憶が眠っているのかもしれない。それを意識レベルで感じることはもしかしてとても大事なことなのかもしれないと思う。少なくても私にはとても意味がある。私にとってはこの珍しく不可解な高熱がある種のトリガーであったような気がする。

写真展で非常によく言われること。私の写真をみると自分の中で抑圧していた感情とか記憶ーそれも無意識にーが掘り起こされるというもの。そしてそれは心地よくもあり、悪くもあるらしい。私は写真を見てそういう感覚に陥ったことがないので、その感覚がわからないのだけど、面白いなと思う。

どういうきっかけであれ、自分の奥のほうにある記憶と対峙することは悪いことじゃない。それはときに痛みを伴うものだけれど、そのあとには清々しささえある。そしてそれは自分でコントロールできることではなくて、突如として訪れるものだ。

by sudi.s | 2013-04-08 23:40 | SIGMA DP2M


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