2012年 03月 07日
パンの向こう
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ウケ狙いなわけじゃないんですけど、ちょっと笑える?。ガラスでもなく、フェンスでもなく、パン越しの風景(笑)。

ランチをしたカフェにて。テーブルのパンを本当はどけて撮りたかったんですけど、あまりに主張していたので(っていうか店のオブジェだし)、彼主体で撮りました。これでもかってくらいの自己主張!すごい!

昨日はPGIへ。すでにロンドンで拝見済みの展覧会Tomio Seike「OVERLOOK」でしたが、楽しみにしていました。

久しく行かないうちにPGIのキャパが狭くなっていて、それがとても残念だったけれど、どなたもいなかったので、氏の世界を独り占めできて、なかなか贅沢な時間でした。ハミルトンでは天井が高く、広い空間だったので、それとは印象が異なり、今回のほうが作品がより近くに感じられた気がします。

氏の作品のイメージを抱いていくと、一瞬戸惑いを覚えるのだけれど、じっくり時間をかけて味わっていると、ああやっぱり彼の作品だなあと思う。距離感や静謐さや寂しさなどー間違いなくこの人の世界観だと思う。私がたまらなく惹かれるそれら。この人の持つ感覚のようなものに強く惹かれ、それは私自身の中の深い奥のほうにある何かに触れて、それがうずいて、引き出されるという表現が正しいかもしれない。でもそれは具体的には説明できない「なにか」なのだけれど。

このように「感じる」写真家は私にとっては希有で、これからも作品を見続けたいと思っている写真家の一人です。個人的にはStill Lifeを見たいかなあ。彼ならこのパンもどう撮るのかしらとか思う。

by sudi.s | 2012-03-07 23:21 | SIGMA DP2


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