2011年 11月 04日
海を聴く
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ロンドン週末にちょっと落ち込むことがあった。けれど限られた短い時間を落ち込んだ気持ちで過ごすなんてまっぴらごめんだ!と思った。大変な思いをして来たんだもの、落ち込んでいる時間が勿体ない!と思ってホテルから出た。落ち込んだときに行く場所は海。それは東京でもどこでも同じ。悶々とした気持ちを払拭してくれる場所。

ロンドンから1時間(のはずが2時間かかったーやっぱり謎が多いイギリス鉄道)で海が見れる。なんどか来たことがある海だけれど、今回が一番よかった。お天気は18度の予想より体感はもっと暑くて20度はあったと思う。ちょっと異常な暑さ。シドニーのクージーを思い出させた。

お腹がすいたので、フィッシュ&チップス。私はサメが大好きで、チップスは残すけれど、魚は平らげる。選んだ店は尋常じゃないくらい待たされた。文句を言ったら、店のおじさんは「待たせるってことはそれだけフレッシュってことだ」と強気。そうとも言いきれないと思うが。待っている間、そのおじさんとしゃべる。ロンドンから来たのか?と聞かれたので、そうだけど正確には日本だと言うと、唐突に「トーキョー、コンニチワ、ガンバッテ」とおじさん。なめとんかい(笑)。

長い時間またされたフィッシュ&チップスはおじさんの言うとおり美味しかった。比較的クリアな英語を話すおじさんは大変気さく。一人旅で話し相手が欲しかったこともあるけれど、私はどこでも誰にでも話しかけるオバチャン体質なので、この名前も知らないおじさんとの会話も楽しんだ。

おじさんと別れてひたすら写真を撮る。勧められた方向とは真逆に向かって観光客を避ける。ゆっくり静かにひとりで海を眺めたかった。野外でライブをやっていた。ジャジーな音楽。ビビの入ったマグになみなみと注がれた99ペンスのラテを飲みながら(美味しかったです)音楽に揺られる。波音とのコンチェルトといったところ。これほどの贅沢な時間はないなあと思ったら、落ち込んでいたこともどうでもよくなってしまった。

海は不思議。遠くで見ているととても穏やかなのに、近づくと激しい波に飲まれそうになる。わたしの知っている人に似ている。

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by sudi.s | 2011-11-04 21:58 | UK


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